December 9, 2010

Samsung

IC rankings show Samsung gaining on Intel [eetimes.com] で今年の半導体売上ランキング予測が載っている。Samsung が Intel を超える日も近いとか。 Sumsung の IEDM でのキーノートの話も Samsung tips six predictions in IC scaling [eetimes.com] に載っている。
  1. Logic scaling
  2. TSV-based 3-D parts
  3. DRAM scaling
  4. NAND scaling
  5. 3-D NAND
  6. Universal memory choices
これらを組み合わせると…。

December 8, 2010

FPGA-related articles in eetimes.jp

本日配布された EETIMES Japan に FPGA 関連の記事が二つ掲載されていた。

December 2, 2010

SC10 TOP500 Report on MYCOM

SC10 - 第36回Top500発表を見る [mycom.co.jp] に Ando さんの記事が掲載されているが、下の Amazon の広告で『プロセッサを支える技術』[amazon.co.jp] が紹介されている。昨日紹介した『コンピュータ設計の基礎』[amazon.co.jp] に続いて技術評論社の WEB+DB PRESS plus シリーズ [gihyo.jp] として出版されるらしい。

November 18, 2010

SandForce in LSI WarpDrive SLP-300

LSI、チャネル市場向けにPCIe SSSソリューション・カードを発表 [mycom.co.jp]。WarpDrive SLP-300 [lsi.com] によると LSISAS2008 PCI Express to 8-Port, 6Gb/s SAS/SATA Controller [lsi.com] 搭載らしいが、写真を見ると、SAS/SATA の先には SandForce [sandforce.com] が繋がっている様に見える。SandForce がんばるな。

November 11, 2010

AMD Product Roadmap, Codename Decoder

2010 Financial Analyst Day [amd.com] のプレゼンテーション資料は同ページにある AMD Product Roadmap と AMD Codename Decoder を片手に読むと分かりやすい(後で気がついた)。
AMD Codename Decoder によると、2P,4P サーバ向けの "Terramar" は 2012 年発表で 20 個の Bulldozer コア搭載、ソケットは新しく G2012 となっている(リリース年に合わせた名前?)。でもメモリはまだ DDR3。
サーバ向けプロセッサについては Server Highlights from Financial Analyst Day [amd.com] にもまとまっている。

November 10, 2010

AMD 2010 Financial Analyst Day

2010 Financial Analyst Day [amd.com] でのプレゼンテーション資料が公開されている。
Nigel Dessau, Senior Vice President and Chief Marketing Officer のプレゼンテーションで Forecast Server Market Shipments by Market (1 – 8P) というページがあり、将来のサーバ出荷予想とプロセッサソケット数別の内訳があるが、圧倒的に 2P が多い。マルチコア化、メニーコア化が進んでもオフチップ SMP インタフェースは将来に渡ってもニッチになるわけではなく依然として重要ということか。The Changing Face of the Data Center のページではデータセンターでも仮想化が進み、バックエンドのデータベースサーバまでもが(共通の?) Cloud Cluster 上の Database VM として動く絵がある。現在のデータベースサーバは大量のトランザクション処理のためノード数の大きい SMP サーバを使うことが多いが、そもそも仮想化対応で普通のウェブサーバやアプリケーションサーバ用のマシンも SMP のノード数が増えるからデータベースも動くという流れ?しかし、将来も 2P サーバが売れると言っているので、チップ辺りのコア数が増え続けるということか。
Rick Bergman, Senior Vice President and General Manager のプレゼンテーションの AMD Server CPU Roadmap でその 2P サーバをカバーする2種類のサーバ用プロセッサのロードマップが示されている。2010年はソケットを変更して Socket G34 のプロセッサを投入したので、来年は同じソケットのままプロセスを 32nm にするようだ(ま、普通?)。
Chekib Akrout, Senior Vice President, Technology Group は Bulldozer と Bobcat の話と、APU のロードマップ、そしてテクノロジーロードマップ。GLOBALFOUNDRIES だけでなく、TSMC も使うのか(既に使っていた? ATI の流れ?)。
Chuck Moore, Corporate Fellow はグラフィックス関係、つまり APU、GPU の話。個人的にあまり興味はないのでスキップ。1.中国の天河システムがLinpack 2PFlopsを達成か [geocities.jp] というような HPC 業界では GPU への流れもあるので、無視もできなくなってきたのだけど…。
Breakout Session の Server Platform のプレゼンテーションによると、32nm 世代でソケットは G34 のままノースブリッジコントローラの再設計とメモリのクロック周波数を1333 MHz から 1600 MHz に上げることでメモリ帯域を 50% を向上させるらしい。メモリコントローラの設計はやはり肝。クロック周波数の向上より効いている。IBM も x3755 M3 [ibm.com] で Socket G34 のサーバを出荷していたらしい(知らなかった…)。

November 5, 2010

Achronix Speedster22i on Intel 22nm Fab

Achronix の Speedster22i [achronix.com] FPGA は Intel の 22nm ファブで作られるらしい。Intel のファブ貸出は初めてらしい(Technology@Intel A Minute On Manufacturing Access [intel.com])。
高性能 FPGA は集積度勝負になってるので、最先端プロセスを扱える TSMC (<- Altera, Xilinx) と Intel に集約されるのか。外部インタフェース周りはアナログ系もあるので、なかなか大変だと思うのだけれども。それは本業で流すプロセッサも同じ条件だから十分品質上がっているのかな。しかし、さすがに最先端プロセッサでも 28 Gbps の SerDes 搭載とはいってなさそう。そこで ADPLL が本領発揮!?

August 15, 2010

Solaris 11

OpenSolaris、始まった! [justplayer.com] で瀧さんが OpenSolaris の昨今の状況と今後の見通しを分かりやすくまとめている。Fedora, RedHat, CentOS の位置づけのようなオープンソース Solaris ディストリビューション系列の登場となると個人的には楽しくなりそうだけど、そういうものを Linux 以外にも求めるユーザはどれくらいいるのだろうか。少なくとも既存の Solaris ユーザを繋ぎとめるにはよいインパクトがありそうだ。 一方カーネルは Solaris の場合少数精鋭で作っていて、ごった煮感のある Linux に比べて個人的には好きなのだが、今後はどうなるかな。 あと一番心配なのは SPARC の行方。

July 10, 2010

Tokyo OpenSolaris Study Group 2010.07

Tokyo OpenSolaris Study Group 2010.07 [sun.com] に参加。今回から会場も Sun Microsystems@用賀から Oracle@青山へ引越し。隣の部屋で Python Hack-a-thon 2010.07 [atnd.org] と TLUG Meetings:2010:07 [tlug.jp] をやっていたらしい。間違えて入ってしまった。 行き帰りの電車の中で Solaris Internals を読むのがよい勉強になる罠。

July 1, 2010

Research@Intel Day 2010

Reseaech@Intel Day 2010 [intel.com] が行われた。軟派な研究ばかりだけど、硬派なテクノロジーも Platform Innovation 辺りでいくつか紹介されている。 Press Materials [intel.com] の Research@Intel 2010 Technology Zone and Demo Guide (PDF) で展示概要が把握できる。Presentation: Emerging Technologies & Research Focus (PDF) はなかなか面白い。

June 18, 2010

Agilent Symposium

Agilent Technologies の【40/100G光測定シンポジウム】と【光インターコネクション・シンポジウム】@北八王子に参加。 アジレント・シンポジウム・シリーズ2010(6/17-18開催) [appnavi.jp]

June 14, 2010

NGDBuild - ERROR:ConstraintSystem:59

AR #32089 - 10.1.01i NGDBuild - ERROR:ConstraintSystem:59 - Constraint : NET "XXX" not found [xilinlx.com]、ISE 11.5 でも同じ罠に嵌る。make clean (?) したら通った。 AR #34258 - 11.x NGDBuild - "ERROR:ConstraintSystem:59 - Constraint : NET/INST "xxx" not found" [xilinlx.com] には該当しなそうだし、AR #32633 - ISE Design Suite 11 - ISE 11.x Updates README (11.2, 11.3, 11.4, 11.5) [xilinlx.com] によると、
This README Answer Record contains installation instructions and a list of the issues that are fixed in the ISE 11 software updates.
って、fixed in 11 されてないではないか…(涙)。

June 4, 2010

Infiniium 90000 X-Series high-performance DSO and DSA oscilloscopes

Infiniium 90000 X-Series high-performance DSO and DSA oscilloscopes [agilent.com] を売りに営業さんがやってきた。お金がないと波形も見られない時代なんだなぁ。なんだかしみじみ疲れる。測定技術も細分化されすぎてて、物理レイヤーとシステムレイヤーを両方やろうとすると、測定装置は複数種必要だし、測定技術も習得すべきことがありすぎて一個人ではかなり厳しい。分業化必須。こんな状態では、アプリケーション考えて、回路設計して、基板作って、システム動かす楽しさが、簡単には感じられないよな。Make とかエレキジャックのような DYI 的なものに流れてしまうのも理解できる。帯域があまり必要でないモノに絞ればそれなりに楽しめるのか!?

May 23, 2010

Make: Tokyo Meeting 05

TetraStyle [tetrastyle.net] さんのお手伝いで、Make: Tokyo Meeting 05 [oreilly.co.jp] に参加。MTM04 に比べて、電子工作系の展示に面白みを感じるものが多かった気がする。しかし、Wozniak の時代のように個人の電子工作が産業界にインパクトを与えてしまうような流れがあるわけでもないのが悲しい。Make とかエレキジャックフォーラムとか最近はそういう方向性。そんなことを愚痴っていても、「考えてばかりで作らないのが一番損!」 [localhost]。

May 14, 2010

Xilinx ISE Design Suite 12.1 with ModelSim

ModelSim DE [model.com] (Linux) は x86_64 をサポートしていない(ModelSim SE は x86_64 をサポートしている)。x86_64 な Xilinx ISE (12.1) を使っていると、compxlib が ModelSim DE は 64bit サポートしてないよと怒って止まる。しかたないので、ISE を 32bit モードにするとライブラリをコンパイルできた。そもそも x86_64 の compxlibgui を起動すると ModelSim DE は選択できない(ここはよくできている)。
ということは、RTLシミュレーションとインプリメンテーションを両方行う(普通そうだろう)プロジェクトでは ISE なども 32bit で動かさないといけないのか?むむむ。ModelSim を使うときは 32bit で我慢するけど(お金が無いからしょうがない)、ISE は x86_64 使える環境なんだから 64bit で動いてメモリ沢山使って欲しいなぁ。がんばれば解決できる問題なのか、がんばってもできないのか。どちらにしても BK [0xcc.net] だ。

April 30, 2010

Eleki-Jack Forum

先日行われたエレキジャック・フォーラム [cqpub.co.jp] の「プロの技」トーク・ショーでの動く! リアルはちゅね×101匹 【マルチはちゅね技術】 [cqpub.co.jp] の講演資料 [cqpub.co.jp] を読んだ。「『役に立つか』に縛られずに」とは確かにそうなのだけど、Make も含めて最近の電子工作動向(?)見てるとそんなんばっかりなんだよなぁ。役に立って楽しいことはないのかなぁ?ウォズ [wikipedia.org] の時代はよかったなぁ。などと考えているところ、その講演資料の最後で「考えてばかりで作らないのが一番損!」と言われると全くその通り。

April 29, 2010

Processor Development in Apple

数日前 Apple が ARM を買収するかもとの報道 [i] があったと思ったら、Intrinsity [ii, iii] のことだったのか?Apple に買われた PA semi メンバーは Apple を去り Agnilux を作り [iv]、Agnilux は Google に買収され [v]、ジョブズとシュミットは密会[vi](順序がめちゃくちゃ)?
  1. ARM、アップルによる買収のうわさを一蹴 [computerworld.jp]
  2. Appleが半導体設計企業Intrinsityを買収 - A4の要素技術獲得か [mycom.co.jp]
  3. Apple Buys Intrinsity, a Maker of Fast Chips [nytimes.com]
  4. 「Apple A4」プロセッサの開発メンバー、アップルを去る [eetimes.jp]
  5. GoogleがAgnilux社を買収 [geocities.jp]
  6. 不仲報道も気にせず、ジョブズ氏とシュミット氏がカフェ会合!? [mycom.co.jp]

April 28, 2010

Xilinx ARM-based FPGA

Xilinx は PowerPC を卒業して ARM Cortex-A9 MPcore を内蔵するらしい。電源投入時にコンフィギュレーションが終わる前にOSが動くのは便利そう。PCI Express も Altera みたいに電源投入時にすぐ動くのかな。ARM、次世代のオンチップ・バス仕様「AMBA 4.0」を発表 [mycom.co.jp] というのもあって、FPGA で AMBA を触れると、SMP バスのお勉強にも面白そう。

April 27, 2010

Agilent 32-GHz Real-time Oscilloscope

Agilent Technologies が 32-GHz のリアルタイムオシロスコープ Infiniium 90000 X-Series oscilloscopes [agilent.com] を出した。これで 10GE-PON のバーストの様子などサンプリングオシロスコープでは見られなかった遷移が見られる。
しかし、3千4百万円。帯域とともに値段がどんどん上がっていくな…。近年は EDA ツールのライセンスも高いし、半導体のマスクも高騰するし、ハードウェアの研究は簡単には身動きがとれなくなってきたなぁ。金策して、ハードウェアプラットフォームと開発環境、測定環境を調達するだけで疲れてしまう罠。iPhone アプリとかクラウドアプリとか、ソフトウェアでサクッとデモを作ってしえるエリアが隣の芝生すぎる。

April 24, 2010

Mumonyx PCM, Everspin MRAM

Numonyx、PCMの新製品ブランドと対応ファミリを発表 [mycom.co.jp] や、Everspinが16MビットMRAMをサンプル出荷 [mycom.co.jp] ということで、PCM や MRAM が製品レベルになってきた様子。以前公開されていなかったデータシートが閲覧できるようになっている。確かに Flash より速く、DRAM より遅い。よいアプリケーションを見つけて軌道に載ると面白いのだけど…。

April 22, 2010

PlanAhead 11.4 on Linux x86_64

PlanAhead [xilinx.com] (11.4) を Linux (x86_64, CentOS 5.4) で使うと、Java の Swing や AWT が NullPointerException で落ちる。以前の ChipScope Pro や Core Generator は Xilinx が独自にインストールした JRE を Sun からダウンロードした新しいバージョンに入れ替えたら少しはましになったので、今回も最新の JRE (1.6.0_20 for x86_64) に入れ替えてみたものの、PlanAhead が JRE のバージョンが自分のインストールしたものかどうかチェックしているらしく起動できない。
というわけで、起動スクリプトを少し修正したら、何とか表示はできるようになった(依然として再描画がうまくいかないが…)。起動スクリプト内のコメントは Java 周りはいじるなと書かれているが、動かないものはしょうがないよなぁ。しかもバグまで発見してしまった…。Linux で x86_64 のユーザって少ないのだろうなぁ。
しかし、x86 32bit は "i386"、x86 64bit は "x86_84" または "amd64" というディレクトリや名前で管理しているソフトウェアが多いけど、Linux x86_64 を "lnx64" はまだ許せるとして、Linux i386 を "lnx24" とするのは許せないなぁ。単なる間違え以上に裏があるのだろうか。32bit を 24bit と間違える人は「今時は」少ないと思う。
~/Xilinx/11.1/PlanAhead/tps/lnx64/j2re1.6.0_11/bin$ ./java -version # original (installed version)
java version "1.6.0_11"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_11-b03)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 11.0-b16, mixed mode)
~/Xilinx/11.1/PlanAhead/tps/lnx64/jre1.6.0_20/bin$ ./java -version # new
java version "1.6.0_20"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_20-b02)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 16.3-b01, mixed mode)
~/Xilinx/11.1/PlanAhead/bin$ diff -u planAhead.orig planAhead
--- planAhead.orig      2010-04-22 22:08:53.000000000 +0900
+++ planAhead   2010-04-22 22:28:48.000000000 +0900
@@ -11,7 +11,8 @@
 #       any of the following statements:
 #
 # HDI_APPROOT=<installPath>/hdi/<toolAndVersion>
-# HDI_OSTYPE=<"lnx24" or "lnx64" or "sun58">
+HDI_OSTYPE="lnx64"
+HDI_JAVA_PLATFORM=amd64
 
 #
 # *************************************
@@ -123,9 +124,9 @@
     
 
 # configure HDI_JAVAROOT - we use a PA-shipped JVM, no need to tinker with it, please...
-HDI_JRE_RELEASE=1.6.0_11
-HDI_JRE_FULLVERSION=$HDI_JRE_RELEASE-b03
-HDI_JAVAROOT=$HDI_APPROOT/tps/$HDI_OSTYPE/j2re$HDI_JRE_RELEASE
+HDI_JRE_RELEASE=1.6.0_20
+HDI_JRE_FULLVERSION=$HDI_JRE_RELEASE-b02
+HDI_JAVAROOT=$HDI_APPROOT/tps/$HDI_OSTYPE/jre$HDI_JRE_RELEASE
 HDI_JAVAPROG=$HDI_JAVAROOT/bin/java
 
 # these last few variables really shouldn't be tinkered with either!

April 20, 2010

Altera Stratix V

Altera Unveils 28-nm Stratix V FPGA Family [altera.com] ということで、28-Gbps トランシーバ内臓の FPGA のアナウンス。Introducing Innovations at 28 nm to Move Beyond Moore’s Law [altera.com] によると、Configuration via PCI Express (CvPCIe) にも対応しているらしい。Power-on 時にすぐ PCIe を使えるのも便利だな。

April 18, 2010

POWER7 Blade

POWER7 搭載のブレード IBM BladeCenter PS700, PS701 and PS702 Express [ibm.com] がリリースされた。IBM BladeCenter PS700, PS701 and PS702 Technical Overview and Introduction [ibm.com] によると、PS702 は隣り合うブレード二枚をまたがる SMP リンクがブレード内部の電気コネクタで接続されているようだ。

April 17, 2010

PCI Express

DesignWave での Tektronix の方の連載をまとめた PCI Express設計の基礎と応用 [cqpub.co.jp] が出るらしい。 Agilent の方が書いた PCI Express入門講座 [amazon.co.jp] もあるので、これで両者そろった感じ。 しかし、IDF でも Gen 3 の話が結構でてきたので、紙媒体は読みやすいので好きだけど、最新情報とはなかなかいかないなぁ。

April 16, 2010

Schooner Information Technology

Schooner Information Technology [schoonerinfotech.com]。MySQL や memcached と SSD を組み合わせたデータベースアプライアンス。
自分でサーバと SSD 買ってきて MySQL をインストールするのと何が違うのだろう。
Why an Appliance? Yes, you could "roll your own" flash-based MySQL or cache using typical servers, but is that really your business?
あ、そうですか。アプライアンスってそういうものだよな。中には特殊なハードウェアが入っている場合もあるけど。

April 15, 2010

COOLChips XIII

COOLChips XIII [coolchips.org] が行われた。参加しなかったけど、SPARC64 VIIIfx と POWER7 の Keynote Presentation があったようなので、勝手に復習。
公開されている資料は、SPARC64 VIIIfx は HPC カタログ・資料 : 富士通 [fujitsu.com] の SPARC64™ VIIIfx Fujitsu's New Generation Octo Core Processor for PETA Scale computing と SPARC64™ VIIIfx Extensions。
POWER7 は Archives | HOT CHIPS 21 [hotchips.org] の POWER7: IBM's Next Generation POWER Microprocessor と POWER7: IBM's Next Generation Balanced POWER Server Chip あたりか。
POWER7 搭載サーバの RedBook は IBM Power 750 and 755 Technical Overview and Introduction [ibm.com]、IBM Power 770 and 780 Technical Overview and Introduction [ibm.com]、IBM BladeCenter PS700, PS701 and PS702 Technical Overview and Introduction [ibm.com] あたりか。サーバの RedBook にも POWER7 の情報がそこそこ記載されている。

April 14, 2010

IDF 2010 Beijing

Intel Developer Forum 2010 Beijing [intel.com] が行われた。"Content Catalog" からプレゼンテーション資料が閲覧できる。Nehalem-EX などメジャーなトピックに隠れてこっそり(?)、"Light Peak: High-speed Optical Cable Technology" というセッションもあったようだ。

April 12, 2010

Cray XT6

先日、SGI Altix UV の UV_Hub ASIC 調べたので、Cray XT6 [cray.com] で使われているカスタムチップも調べてみる。 Cray XT6 のプロセッサは先日発表された AMD Opteron 6000 Series Platform [amd.com] で、その HyperTransport 3 の口に SeaStar2+ chip という 3D トーラスネットワークを作るためのインターコネクトチップが接続される。Cray のサイトからはこれ以上の情報が手に入らないが、PowerPC 400 [wikipedia.org] によると、SeaStar2+ は PowerPC 440 [ibm.com] が入っているらしい。PowerPC 440 といえばどこかで聞いたことがあるなと思えば、Xilinx Virtex-5 FXT [xilinx.com] のハードマクロと同じ。

April 11, 2010

DEC Alpha 21264

DEC Alpha 21264 [wikipedia.org] マシン VT-Alpha6 を仕入れたというので、見に行ってきた。マザーは API NetWorks UP2000+ [alphalinux.org] らしい。チップセットが C-chip 1つ、D-chip 4つ、P-chip 2つと沢山あり最近ではもの珍しい構成。
もう一台あったのは Samsung UP1500 [alphalinux.org] らしく、チップセットは AMD-761 (PDF) [amd.com] が1チップで構成されている。AMD-761 は Athlon 用のチップセットのようだが、Alpha にも繋げられるようだ。
Samsung に AMD と、DEC 周りでいろいろやっていたんだなぁ。個人的にこの業界に入る前のことなので、新鮮。

April 10, 2010

SGI Altix UV

Intel QPI を持つプロセッサ以外のチップの例として、SGI Altix UV [sgi.com] で使われている UV_Hub ASIC がある。Technical Advances in the SGI Altix UV Architecture (PDF) [sgi.com] によると、アドレッシングの拡張や TLB などノード数を上げるときに必要な機能と、同期や DMA のようなオフロードして高速に行えると便利な機能を実装しているようだ。
独自のチップを作って AMD64 や x86_64 のプロセッサだけでは作れない計算機を作るのは個人的には好きなのだけど、売れてるのかな。Vendors share for 11/2009 [top500.org] では 3.80 % だけど、プロセッサ数でみるとなかなか多い。TOP500 に載らない顧客はどれくらい居るのかなぁ。

April 6, 2010

Migration Technologies

x86 で SSE などプロセッサの世代が変わると命令セットが微妙に拡張され、プロセッサを判別して SSE 命令などを使いこなすプログラムを VMM 上で動かしていると、ライブマイグレーションでクラッシュする。この問題を回避するために、どの世代のプロセッサでも共通の命令セットを VM に見せる機能が提供されている。Intel は Intel VT FlexMigration [intel.com]、AMD は AMD-V™ Extended Migration Technology [amd.com] と言っている。 しかし、共通の命令セットということは、せっかく拡張された命令セットがある新しいプロセッサが搭載されたマシンを導入しても、他のマシンに古いプロセッサが入っていると、その命令セットは使えなくなるということで、なんとも悲しい実装。動的にフックして云々すると重くなるからやめたと AMD の文書にはかかれているけど、だからといって諦めるのはなんだかもったないなぁ。

March 31, 2010

Intel Xeon 7500 Processor

New Intel® Xeon® Processor Pushes Mission Critical into the Mainstream [intel.com] ということで、Nehalem-EX 出た。SMP 拡張用の QPI が多いのと Intel Scalable Memory Interconnect が特徴。データシートは Intel® Xeon® Processor 7000 Sequence - Technical Documents [intel.com]。Intel Server Chipset 7500 - Technical documents [intel.com] で Intel 7500 Scalable Memory Buffer のデータシートが閲覧できる。しかし、Xeon と繋げば動くから繋ぐこと以外は気にするなというくらい何も書かれていない。チップセットの方は Intel 7500 Chipset というらしく、紛らわしいなぁ。

March 30, 2010

AMD Opteron 6000 Series Platform

AMD Sets the New Standard for Price, Performance, and Power for the Datacenter [amd.com] によると、The AMD Opteron™ 6000 Series Platform [amd.com] が出た。AMD Opteron 6000 Series Platform Press Presentation [slideshare.net] でプレス向けプレゼンテーションが見られる。
と、表向き資料はいろいろ在るが、ひっそりと更新された Family 10h AMD Opteron Processor Product Data Sheet [amd.com] が一番分かりやすい。Socket G34 の差分が赤字で表示されていて分かりやすい。BIOS and Kernel Developer’s Guide (BKDG) For AMD Family 10h [amd.com] も更新されている。

March 29, 2010

DTrace @YLUG#102

DTrace Day 2010.03 [sun.com] に引き続き、YLUG [ylug.jp] で行われた第102回カーネル読書会 [infoseek.co.jp] で DTrace 特集。[kernel100329] dtrace, dtrace rakuten_tech [ustream.tv] で発表を見られる。2nd スピーカーのプレゼンテーション資料は第102回カーネル読書会 at 楽天のプレゼン資料公開しました。#kernel100329 [blogspot.com]。

March 27, 2010

DTrace Day 2010.03

DTrace Day 2010.03 [sun.com] に参加。事前に VirtualBox 上に OpenSolaris 2009.06 を入れて C/C++プログラマのためのDTrace入門 [gihyo.jp] を予習できたので、今日のセッションは理解しやすかった。
DTrace はユーザとして主にプログラマとサーバ運用者がターゲットだけど、ハードウェア屋としても隣の芝生で面白かった。たまにはソフトウェア書く仕事もしたいなぁ。DTrace を使ってみるために Sun Studio [sun.com] を入れたり、C言語をn年ぶりに書いたりと、めっきりソフトウェアから離れてる(涙)。

March 25, 2010

Intel QuickPath Interconnect (QPI)

Weaving High Performance Multiprocessor Fabric [intel.com] によると、QPI としては SMP ノード数の少ないサーバ向けにスヌープキャッシュ、ノード数の大きいサーバ向けにディレクトリキャッシュと、両方想定されているらしい。
データシートなど辿っていないのだが、この本以外で QPI について詳細を辿れる情報ソースはあるのだろうか。Mastering High Performance Multiprocessor Signaling [intel.com] も手配するかな。

March 24, 2010

High-speed Serial Transceiver in FPGA

Interface 2010年4月号 [kumikomi.net] の新連載「FPGAの差動伝送機能をもっと気軽に使いこなそう!」を読んでみたら、高速シリアルトランシーバではなくて、LVDS、正確には TMDS のことだった。高速シリアルトランシーバの記事って少ないよなぁ。LVDS を気軽に!ということは、高速シリアルトランシーバはさらに気軽でない、障壁が高いということか。トランシーバ内臓の FPGA は単価が高いからか。PCI Express はそのあたりの障壁を下げているな。しかし、昨今 IP でトランシーバ使う人が多いらしく、トランシーバをハックしようとすると FPGA メーカーのドキュメントくらいしか情報は見たことがないな。Xilinx も Altera もそれなりにドキュメントを整えてくれてはいるけど。

March 15, 2010

3 Leaf Systems

Ando's Processor Information Page 最近の話題 2010年3月13日 [geocities.jp] によると「フロリダ州立大が3LeafのVirtual SMPを導入」らしい。一見ゲテモノに見えなくもない構成/ASICだが、理解ある(!?)顧客にめぐり逢えた模様。HPCwire: Florida State Gives Virtual SMPs a Spin [hpcwire.com] によると、ひと昔前はノード数の多い SMP マシンが導入されていたが、最近は PC クラスタが多かったとのこと。そこで今回の決断になるということは、この規模の大学の計算機センターなら、HPCマシンの導入はそれなりの支出になるので、マニアックな(?)担当者が真面目に見当しているということか。理学部の研究者のようなユーザにとっては、やっぱり MPI より SMP 使いやすいよねということか。3 Leaf systems installation [fsu.edu] でインストレーションの様子が見られる。

March 14, 2010

AMD Magny-Cours

Ando's Processor Information Page 最近の話題 2010年3月13日 [geocities.jp] の「SuperMicroがFusion Render Cloudを商品化」で Opteron 6100 Series が話題になっていた。2010 1Q に出すとは言っていたものの、最近の状況を追ってなかったので調べてみると、“Magny-Cours” is Right on Schedule, and Shipping to Customers [amd.com] とのこと。

March 13, 2010

LEON4, Tabula Spacetime

Ando's Processor Information Page 最近の話題 2010年3月6日 [geocities.jp] で eASIC の LEON4 IP [easic.com] と Tabula の Spacetime [tabula.com] が紹介されていた。
たしかに、SPARC は ASIC としてはどの程度なのかなぁ。
Spacetime は reconfigurable processor ではよくある話なのだけど、なかなか商業的には成功してない手法(時分割)。NEC の DRP も STP [necel.com] として商品化したらしいが、動的再構成機能は諦めたらしい。

March 12, 2010

Next Generation High Performance Computing Infrastructure

情報処理学会創立50周年記念全国大会 [ipsj.or.jp] のポストイベント「計算科学技術と次世代スーパーコンピューティング基盤」[gakkai-web.net] に参加。
スパコンを半導体から作り自国調達しようとする日本とアメリカと、外部調達するヨーロッパ。何が違うのか。講演者の立花隆さんによると、次世代スーパーコンピューター開発実施本部 [riken.jp] のよくある質問と回答 [riken.jp] はよくできているということなので読んでみると、まさに「Q9.スパコンは他国から購入すればよいのではないですか。」[riken.jp] に回答されている。個人的に半導体は好きなのでいいのだけど、なんか言い包められた感が…。プロは道具に拘るとはいえ、大工が鉋(かんな)の刃を研ぐくらいならよいが、鍛冶屋の仕事からはじめることになってないか。そのあたりの見極めと立場、お抱え産業(つまり半導体)が日本とヨーロッパで違うのだろうな。
スパコンの必要性については日本だけでなくアメリカ、ヨーロッパともに様々な科学技術研究のシミュレーションのためということだったが、核兵器の保有/未保有によるモチベーションの違いが語られないのはタブーなのか?!

March 9, 2010

IPSJ National Convention

情報処理学会創立50周年記念全国大会@東京大学 [ipsj.or.jp] の下記の2セッションに参加。 いろんな人が集まっている全国大会だけに、面白いと思えるトークは多くはなかったけど、井の中の蛙にならない程度に外で話を聞くのもよいでしょう。
ただ、こういうイベントに参加している間に仕事が進まないのが痛い。やはりスルー力アップが必要か。

March 8, 2010

How Telephone Works

電話はなぜつながるのか』[amazon.co.jp]読了。工学系には回りくどすぎる説明も多々あったが、電話の裏側の仕組みをサクッと掴むのにはちょうどよかった。

March 5, 2010

High-speed Serial Transceiver in FPGA

Interface 2010年4月号 [kumikomi.net] で新連載「FPGAの差動伝送機能をもっと気軽に使いこなそう!」が始まった。確かに手軽に使えないイメージがあるし、自分も気負って使っていたが、気楽に使えばいいのか。

March 4, 2010

Spansion EcoRAM

Spansion の EcoRAM Solution [spansion.com] を改めてみると、Virident だけでなく、Appro [appro.com] も EcoRAM プラットフォームを提供していようだ。Socket F に刺さして EcoRAM を制御する ASIC は "Spansion EcoRAM Accelerator" 言ってと White Paper に書かれているので、これも EcoRAM と抱き合わせで Appro に提供しているのだろうか。