March 31, 2010

Intel Xeon 7500 Processor

New Intel® Xeon® Processor Pushes Mission Critical into the Mainstream [intel.com] ということで、Nehalem-EX 出た。SMP 拡張用の QPI が多いのと Intel Scalable Memory Interconnect が特徴。データシートは Intel® Xeon® Processor 7000 Sequence - Technical Documents [intel.com]。Intel Server Chipset 7500 - Technical documents [intel.com] で Intel 7500 Scalable Memory Buffer のデータシートが閲覧できる。しかし、Xeon と繋げば動くから繋ぐこと以外は気にするなというくらい何も書かれていない。チップセットの方は Intel 7500 Chipset というらしく、紛らわしいなぁ。

March 30, 2010

AMD Opteron 6000 Series Platform

AMD Sets the New Standard for Price, Performance, and Power for the Datacenter [amd.com] によると、The AMD Opteron™ 6000 Series Platform [amd.com] が出た。AMD Opteron 6000 Series Platform Press Presentation [slideshare.net] でプレス向けプレゼンテーションが見られる。
と、表向き資料はいろいろ在るが、ひっそりと更新された Family 10h AMD Opteron Processor Product Data Sheet [amd.com] が一番分かりやすい。Socket G34 の差分が赤字で表示されていて分かりやすい。BIOS and Kernel Developer’s Guide (BKDG) For AMD Family 10h [amd.com] も更新されている。

March 29, 2010

DTrace @YLUG#102

DTrace Day 2010.03 [sun.com] に引き続き、YLUG [ylug.jp] で行われた第102回カーネル読書会 [infoseek.co.jp] で DTrace 特集。[kernel100329] dtrace, dtrace rakuten_tech [ustream.tv] で発表を見られる。2nd スピーカーのプレゼンテーション資料は第102回カーネル読書会 at 楽天のプレゼン資料公開しました。#kernel100329 [blogspot.com]。

March 27, 2010

DTrace Day 2010.03

DTrace Day 2010.03 [sun.com] に参加。事前に VirtualBox 上に OpenSolaris 2009.06 を入れて C/C++プログラマのためのDTrace入門 [gihyo.jp] を予習できたので、今日のセッションは理解しやすかった。
DTrace はユーザとして主にプログラマとサーバ運用者がターゲットだけど、ハードウェア屋としても隣の芝生で面白かった。たまにはソフトウェア書く仕事もしたいなぁ。DTrace を使ってみるために Sun Studio [sun.com] を入れたり、C言語をn年ぶりに書いたりと、めっきりソフトウェアから離れてる(涙)。

March 25, 2010

Intel QuickPath Interconnect (QPI)

Weaving High Performance Multiprocessor Fabric [intel.com] によると、QPI としては SMP ノード数の少ないサーバ向けにスヌープキャッシュ、ノード数の大きいサーバ向けにディレクトリキャッシュと、両方想定されているらしい。
データシートなど辿っていないのだが、この本以外で QPI について詳細を辿れる情報ソースはあるのだろうか。Mastering High Performance Multiprocessor Signaling [intel.com] も手配するかな。

March 24, 2010

High-speed Serial Transceiver in FPGA

Interface 2010年4月号 [kumikomi.net] の新連載「FPGAの差動伝送機能をもっと気軽に使いこなそう!」を読んでみたら、高速シリアルトランシーバではなくて、LVDS、正確には TMDS のことだった。高速シリアルトランシーバの記事って少ないよなぁ。LVDS を気軽に!ということは、高速シリアルトランシーバはさらに気軽でない、障壁が高いということか。トランシーバ内臓の FPGA は単価が高いからか。PCI Express はそのあたりの障壁を下げているな。しかし、昨今 IP でトランシーバ使う人が多いらしく、トランシーバをハックしようとすると FPGA メーカーのドキュメントくらいしか情報は見たことがないな。Xilinx も Altera もそれなりにドキュメントを整えてくれてはいるけど。

March 15, 2010

3 Leaf Systems

Ando's Processor Information Page 最近の話題 2010年3月13日 [geocities.jp] によると「フロリダ州立大が3LeafのVirtual SMPを導入」らしい。一見ゲテモノに見えなくもない構成/ASICだが、理解ある(!?)顧客にめぐり逢えた模様。HPCwire: Florida State Gives Virtual SMPs a Spin [hpcwire.com] によると、ひと昔前はノード数の多い SMP マシンが導入されていたが、最近は PC クラスタが多かったとのこと。そこで今回の決断になるということは、この規模の大学の計算機センターなら、HPCマシンの導入はそれなりの支出になるので、マニアックな(?)担当者が真面目に見当しているということか。理学部の研究者のようなユーザにとっては、やっぱり MPI より SMP 使いやすいよねということか。3 Leaf systems installation [fsu.edu] でインストレーションの様子が見られる。

March 14, 2010

AMD Magny-Cours

Ando's Processor Information Page 最近の話題 2010年3月13日 [geocities.jp] の「SuperMicroがFusion Render Cloudを商品化」で Opteron 6100 Series が話題になっていた。2010 1Q に出すとは言っていたものの、最近の状況を追ってなかったので調べてみると、“Magny-Cours” is Right on Schedule, and Shipping to Customers [amd.com] とのこと。

March 13, 2010

LEON4, Tabula Spacetime

Ando's Processor Information Page 最近の話題 2010年3月6日 [geocities.jp] で eASIC の LEON4 IP [easic.com] と Tabula の Spacetime [tabula.com] が紹介されていた。
たしかに、SPARC は ASIC としてはどの程度なのかなぁ。
Spacetime は reconfigurable processor ではよくある話なのだけど、なかなか商業的には成功してない手法(時分割)。NEC の DRP も STP [necel.com] として商品化したらしいが、動的再構成機能は諦めたらしい。

March 12, 2010

Next Generation High Performance Computing Infrastructure

情報処理学会創立50周年記念全国大会 [ipsj.or.jp] のポストイベント「計算科学技術と次世代スーパーコンピューティング基盤」[gakkai-web.net] に参加。
スパコンを半導体から作り自国調達しようとする日本とアメリカと、外部調達するヨーロッパ。何が違うのか。講演者の立花隆さんによると、次世代スーパーコンピューター開発実施本部 [riken.jp] のよくある質問と回答 [riken.jp] はよくできているということなので読んでみると、まさに「Q9.スパコンは他国から購入すればよいのではないですか。」[riken.jp] に回答されている。個人的に半導体は好きなのでいいのだけど、なんか言い包められた感が…。プロは道具に拘るとはいえ、大工が鉋(かんな)の刃を研ぐくらいならよいが、鍛冶屋の仕事からはじめることになってないか。そのあたりの見極めと立場、お抱え産業(つまり半導体)が日本とヨーロッパで違うのだろうな。
スパコンの必要性については日本だけでなくアメリカ、ヨーロッパともに様々な科学技術研究のシミュレーションのためということだったが、核兵器の保有/未保有によるモチベーションの違いが語られないのはタブーなのか?!

March 9, 2010

IPSJ National Convention

情報処理学会創立50周年記念全国大会@東京大学 [ipsj.or.jp] の下記の2セッションに参加。 いろんな人が集まっている全国大会だけに、面白いと思えるトークは多くはなかったけど、井の中の蛙にならない程度に外で話を聞くのもよいでしょう。
ただ、こういうイベントに参加している間に仕事が進まないのが痛い。やはりスルー力アップが必要か。

March 8, 2010

How Telephone Works

電話はなぜつながるのか』[amazon.co.jp]読了。工学系には回りくどすぎる説明も多々あったが、電話の裏側の仕組みをサクッと掴むのにはちょうどよかった。

March 5, 2010

High-speed Serial Transceiver in FPGA

Interface 2010年4月号 [kumikomi.net] で新連載「FPGAの差動伝送機能をもっと気軽に使いこなそう!」が始まった。確かに手軽に使えないイメージがあるし、自分も気負って使っていたが、気楽に使えばいいのか。

March 4, 2010

Spansion EcoRAM

Spansion の EcoRAM Solution [spansion.com] を改めてみると、Virident だけでなく、Appro [appro.com] も EcoRAM プラットフォームを提供していようだ。Socket F に刺さして EcoRAM を制御する ASIC は "Spansion EcoRAM Accelerator" 言ってと White Paper に書かれているので、これも EcoRAM と抱き合わせで Appro に提供しているのだろうか。

March 3, 2010

DTrace

藤原さんの「C/C++プログラマのためのDTrace入門」 [gihyo.jp] がはじまった。分かりやすい。
先日手放した Solaris 環境を再び手に入れなくては。

March 2, 2010

IBM eX5

QPI [intel.com] に対応したサーバー向けチップセット eX5 [ibm.com] が(CeBIT にあわせて?)発表された。技術的な詳細は技術文書がでてきてないのでよく分からないが(ぉぃ)、 MAX5(DIMM 拡張)、eXFlash(フラッシュメモリをメモリ階層のどこかに(ぉぃ)拡張できる)、FlexNode(ノード構成を変更できる?(ぉぃ))という機能が搭載されているらしい。System p(POWERサーバ)や System z (メインフレーム)と違って、RedBook [ibm.com] にはあまり詳細が出てこないので、ユーザガイドやインストレーションマニュアルを参照しないとよく分からないが、まだサーバは発表してないみたいなので、その手の文書もないみたい。
Intel は QPI をいろんなところにライセンスしているようだが、チップまでちゃんとおこしてくるところはどれくらいあるんだろう。個人的には Nallatech [nallatech.com](FPGAだけど), Virident [virident.com], 3Leaf Sytems [3leafsystems.com] あたりにがんばっていただきたい。コンピュータアーキテクチャをいじれるのは大企業だけという展開は面白くない。既に QPI ってだけで、Intel の上で転がされてるけど。Virident は EcoRAM の提供元の Spansion [spansion.com] の経営状況が芳しくないけど、大丈夫かな。

March 1, 2010

iWoz

ジョブズ関連の本を読み、もう一人の言い分も知っておこうということで、『アップルを創った怪物』 [amazon.com] を読む。白黒はっきりしないことがあるから「グレースケールで考えよう」というのがよかった。物理学と違って、これがエンジニアリングセンスの一つだよなぁと最近感じる。